2009年 (上半期)
冬場の作業
1月12日
雪国の農家にとって、冬場は半分シーズンオフみたいなものです。一部のハウスを除いて、他は全部雪の下ですから・・・
特に今年は雪が少ないため、除雪の必要もなく、なおさらのんびりしています。
ということで、今日は精米機の掃除をやりました。
外してきた精米機の部品には、米糠がこびりついています。
あまりひどくなると、精米の仕上がりに影響してきますので、こまめに掃除してやります。
右側のバケツに入っているのがクリーニング後の部品で、左側のバケツが部品から落とした米糠です。けっこう多いでしょ。
ほとんど毎日のように稼働している機械だけに、掃除は大切ですよね。
雪
1月30日
ハウスの周辺はハウスから落ちた雪が堆積しているので、かなり雪が多くなってきました。
そろそろ除雪してあげないと危険ですね。
ハウスが倒壊するおそれが出てきました。
も一回くらい降ったら、除雪しよっかな・・・
米の検査
2月10日
今日は米の検査日でした。
当店では籾貯蔵のお米を販売しているため、定期的に籾摺りをして、検査をしてもらっています。
検査してもらったお米は、冷蔵庫で保管されます。
そして注文があり次第、その都度精米して出荷となります。
玄米の在庫が無くなると、また次の検査をお願いして出荷に備えます。
検査が終了すると、検査証明として30kg袋にスタンプが押されます。
○が1つだと1等米、2つの場合は2等米、3つで3等米となります。それ以下の場合は品種名を表示して売ることができません。
おかげさまで今回も1等米を頂きました。
ありがとうございました m(_ _)m
2月なのに・・・
2月19日
今年は雪が少なくていいね。
なんて話をしていたら、急に大雪続きになってしまいました (--;
クローラー式の運搬車でさえ、雪かきしないと動けません。
この天気・・・
なんなんだろ???
やっぱり異常気象っすかね・・・
大寒波
2月21日
朝起きてみてびっくり!!
樹氷!?
じゃないです。
植木ですねん (^^;
昨晩はものすごい吹雪で、風が当たる部分は積雪ゼロ。吹きだまりになっている部分は積雪30cmくらいになってました。
何というか、芸術的な風景でした。
これで被害さえ無ければ良かったのですが・・・
つづく。
被害
2月22日
で、昨日の強風の被害はというと・・・
これです。
2号ハウスの廃油ストーブの煙突が折れました (>_<)
高さ6mくらいありましたからね。
風には弱いです。しかも、劣化してボロボロだったし。
手前に見えているのは普通の灯油暖房の煙突です。
これは低いし、補強も十分なので問題ナシです。
で、やっとこさ新しい煙突を取り付けました。
今までのよりも50cm低いの (^^;
ま、いちお風対策ということで・・・(笑)
1回目のトルコ苗です
2月27日
青森市の指導センターで育苗中のトルコ苗を見てきました。
26日現在、こんな感じです。
まだまだ小さい・・・
けど、これは比較的大きな方です。
小さいのは・・・
これくらい (^^;
う~ん。 ちぃさい。
3月上旬に定植する予定でしたが、もうちょっと延期した方がよさそうです。
トルコギキョウ
3月12日
最初のトルコギキョウの定植をしました。
今日植えたのは、比較的生育の良かった2品種です。
残りはまた後日ということで・・・
堆肥の切り返し
3月19日
一冬越した堆肥を切り返します。
雪の下なのであまり見えませんが、堆肥は内部から分解されています。
それを切り返すと、内部はかなり熱を持っているので、寒いこの時期にはかなり豪快な湯気が立ちます。
ちょっと感動したりします (^^;
塩水選
今年もいよいよ米づくりがスタートします。
まずは種子の選別と殺菌処理からですが、これは塩水による比重選で未熟な種子を選別して、それを殺菌処理することによってこれからの生育期間中の病害を防止する目的があります。
使用するのは種子法による審査に合格した正種子です。
種子の殺菌は、従来は薬剤による殺菌が主流でしたが、近年は減農薬の取り組み盛んになってきていることもあって、60℃くらいの温湯殺菌が増えています。
お湯で殺菌するのですが、薬剤を使用しなくてもよいので、減農薬に貢献することができます。温度の微妙な管理がその後の効果を左右するので、多少難しい技術かもしれません。
ウチも今年は青森県の「エコファーマー」の認証を取得するべく、温湯殺菌に取り組むことにしました。
「エコファーマー」とは、
1. 堆肥等施用技術
2. 化学肥料低減技術
3. 化学合成農薬低減技術
の3項目において、持続性の高い農業生産方式として認定された生産者に与えられる青森県の認証です。
単なる減農薬栽培の取り組みだけでなく、堆肥の施用や化学肥料の低減など、総合的な取り組みが求められます。
まだ認証を取得できるかどうか分かりませんが、近年の消費者のニーズに応えるべく、日々努力していきたいと思います。
塩水選と殺菌処理が終わると、種子を水に浸します。
いちばん左側のが従来の薬剤による消毒ですが、これは他の農家さんに育苗を依頼されている分で、この分については、従前通りの処理をしています。
そして、右の2つは温湯消毒をした種子です。
すでに殺菌済みとなっていますので、薬剤を使用することなくそのまま浸種となります。
育苗用の土づくり
3月24日
育苗用の床土を準備します。
種蒔きをするための苗箱に使用する土は、水田の土とは別に準備しなくてはなりません。
ウチでは消毒も兼ねて、焼いた土を使っています。
これをバケツ等で計量して、肥料と混合します。
に、しても・・・
焼いた土はホコリがすごくて大変です (> <)
ハウス準備
3月31日
昨日、やっと水稲の育苗用のハウスにビニールを張りました。
今年は天候が悪く、風が強いこともあって、去年より1週間くらい遅れています。
4号・5号ハウスはこれで準備OKです。
4号ハウスはすでにビニールの更新時期になっているのですが、作業日程の関係で、もう少しガマンするしかありません。
例年、お盆用のトルコを予定している3号ハウスは、今年ビニールの更新となっており、一から張り直しになってしまうため完全な無風状態を待っている状況です。
少しでも風があると、新規のビニール張りは難しいので・・・
種蒔き
4月5日
今年も水稲の種蒔きの時期になりました。
作業はベルトコンベア方式で、流れ作業です。
まず床土を入れます。
床土には肥料を混合してあるのですが、今年は通常の苗箱用とは別に、一部ですがコーティング肥料も実験的に導入してみました。
床土に水を散布します。
そしていよいよ種蒔きです。
1箱あたり130gの設定になっています。
最後に覆土をかけて終了です。
種蒔きが終わった苗箱は、育苗機に入れて30℃前後まで加温します。
この状態で数日おいて、芽が出たらハウスに移動です。
種蒔き その後・・・
4月8日
先日、種蒔きをした苗箱がどうなったかというと・・・
こんな感じになりました。
白く見えているのは出たばかりの芽です。
それをハウスに移動して、並べます。
今年は5号ハウスのみ、実験的にプール育苗をすることにしました。
生育前半は通常通りの水かけとなりますが、苗が大きくなる後半はプールに水を張って育苗する方法です。
コーティング肥料との相性もチェックします。
4号ハウスは従来通りの育苗となります。
畦塗り
4月19日
水田では畦塗りが始まっています。
昨年度は秋のうちに作業をやってみましたが、やっぱり春にやるべきだと感じました。
畦塗りの目的は、ネズミ穴でぼろぼろになった畦畔を塗り直すことにあるのですが、これを怠ると水漏れの原因になったりします。
まぁ、ウチの機械はだいぶ旧式なので、あまり上手く塗れませんが・・・(^^;
肥料散布
4月25日
水田に肥料を散布しています。
ここ数日のところ天気が悪いので、作業は遅れ気味です。
肥料の他にも、微量要素や土壌改良用など、色々と散布します。
びっくり!!
4月26日
なんと、雪が降っています。
この時期になんで・・・???
異常気象なのかな。
こういうのって、不安になりますよね。
水田耕起
4月30日
肥料と堆肥を散布し終わったので、トラクターで水田を耕します。
例によって、写真撮影のためトラクターは無人です(^^;
バックホー
5月1日
中古ですが、ついにバックホーを買っちゃいました (^o^)/
コベルコのビートル20SRってやつです。
かぶとむし・・・
なんとなく似てるかも (^^;
操作レバーをISO方式とコマツ方式で切り替え可能なタイプなので、どちらに慣れた人でも快適に作業できます。
ちなみに我が家では、父がISO方式で覚えたのに対して、私はコマツ方式でしたので、切り替え可能というのは非常にありがたいです。
水田の水路掘りはもちろん、高低差を直すのにも使えるし、整地したり、重量物を吊り上げての移動など、用途は色々です。
代掻き
5月10日
耕した水田に水を入れると、次は代掻きとなります。
茶色く残って見える部分は作業前で、代掻きすると水田らしくなります。
代掻きは水加減が微妙なところで、あまり水が多いと、あとでワラが浮いて大変な目にあいます (>_<)
また、耕耘と違って3回くらい水田を回って仕上げるので、時間もかかります。水田の水平具合も、このときに微調整します。
これで完成です。
代掻きが終わったら、すぐに水を入れます。
乾くと硬くなってしまいますから・・・
アスパラ
5月10日
アスパラです。
ぼちぼち収穫が始まっています。
数が少ないのと、鮮度が命ですから、地元の産直「ゆ~さ市場」への出荷となります。
持っていくと2時間くらいで完売になってしまいます。
すみません・・・
週末の午前中なら入手できるかも・・・??? です。
田植え
5月15日
いよいよ田植えがスタートしました。
田植えをするときは、水を切ってから植えます。
水田に水が入っていると、上手く植えることができません。
かといって、あまり早い時間帯に水を落としてしまうと、今度は土が乾いてしまって植えにくくなってしまいます。
風の強い日は、水管理に苦労します。
植え終わると、水田に水を入れます。
毎年の習慣となりましたが、今年も御神酒をあげて豊作を祈願します。
ぶどうの房づくり
6月15日
園地ではハウスぶどうが満開を迎えています。
これはまだ開花前の房ですが、周囲で開花が始まった頃を見計らって房づくりをします。
これがどうなるかというと・・・
こんな感じです。
バッサリやっちゃいます。
これでも粒が肥大すると、最終的には700gくらいの房になると思います。途中で摘粒もするので、今はこれくらいでOKです。